*このページは告知用に作られたものです。公演は無事、終了いたしました。

Sky Theater PROJECT ReMIX #2
ガンガンいこうぜ

まだ世紀末が未来だった1990年2月──
僕たちは、一本のゲームソフトに出会った。

2003年に上演し大好評だったシチュエーションコメディが5年ぶりに復活。
しかも、今回はSky Theater初のダブルキャスト公演!

PS DS

導かれし者たちの戦いは、
まだ始まったばかりだ──

サンモールスタジオ
2008年9月19日(金)〜9月28日(日)

*さく・えんしゅつ*
四方田直樹

【あらすじ】
1990年2月11日、一本の国民的ゲームが発売される。
しかし、僕は買えなかった。
予約していた地元のイトーヨーカドーに入荷したのは80個。
僕の整理券の番号は126番。
次回の入荷は未定。はっきり言って、しょんぼりだ。

同じパソコン部の仲間、桜井君の家はテレビゲームに理解がなくて、かなり厳しい。
未だに「ゲームは一日一時間」というルールが厳守されているらしい。
そんな時間じゃRPGをクリアするのに何日かかるか……。

結局、池袋のビックカメラに徹夜で並んでお目当てのゲームを購入した桜井君は、
僕の家に泊まると両親に偽って、学校の部室に泊まり込み、一晩中ゲームを進めていたらしい。
すでに物語は第五章──最終章に突入していた。
多分、学校の中で桜井君が一番進んでいるに違いなかった。

そのゲームのセーブデータが、消えた。
僕が、消した。もちろん故意じゃない。単なる事故だった……。
でも、世界でたったひとつの桜井君の冒険の記録は消えてしまった。
アイツにばれたら殺される!

どうなる僕、どうする勇者?
とりあえず、冒険を進めよう!

*しゅつえん*
◎王宮サイド〜Palace Side〜キャスト◎
大原やまと(3LDK)/中島多朗(現代制作舎)
牧野耕治/大谷なおり/島川直(アニマ・エージェンシー)
小松豊/木村奈々恵(0 BEAMS)/檜枝美希
栗田和美(現代制作舎)/加治屋馨子
徳元直子
たきざわちえ象/丸山哲司

★迷宮サイド〜Dungeon Side〜キャスト★

中島俊介/加茂洋充
牧野耕治/東出のりこ/堀口大介
夕起ゆきお/高柳有希/末ア千絵
佐々木秀人/大塚梨絵(D→Style)
春謡漁介(プロデュースユニット四方八方)
たきざわちえ象/丸山哲司

*すたっふ*
舞台監督:加治真理
照明:川村ナオ
音響:井出“PON”三知夫(La Sens)
選曲:海野朋子
映像・宣伝美術:中原充
舞台美術:向井登子
制作:林田真・たけうちこうた
制作補佐:宮内怜
企画製作:Sky Theater PROJECT

*にってい*
2008年9月19日(金)〜9月28日(日)
※24日は休演日です。

 マチネソワレ
19(Fri.) ◎19:30〜
20(Sat.)★14:00〜◎19:00〜
21(Sun.)◎14:00〜★19:00〜
22(Mon.) ★19:30〜
23(Tue.)★14:00〜◎19:00〜
24(Wed.)(休演日)
25(Thu.) ◎19:30〜
26(Fri.) ★19:30〜
27(Sat.)◎14:00〜★19:00〜
28(Sun.)★13:00〜◎18:00〜
※◎は王宮サイド、★は迷宮サイドのキャストでの公演になります。
※平日のソワレ公演は19時半、土日祝日は19時の開演となります。ご注意ください。
※最終日のみマチネ13時、ソワレ18時の開演時間となっております。
※受付開始は開演時間の60分前、開場は30分前となっております。

残席状況
19202122232425262728
マチネ ×   
ソワレ
(9月18日現在)
◎…余裕があります、○…まだ大丈夫です、△…残席わずか、×…完売しました
全日程、当日券あります。

*げきじょう*
サンモールスタジオ
東京メトロ丸の内線『新宿御苑前』駅より徒歩3分
[サンモールスタジオ地図]
東京都新宿区新宿1-19-10 サンモール第3M-B1F
劇場事務所: 03-5367-5622(平日11:00〜18:00)
ロビー直通: 03-3350-0335(公演期間中有効)

*りょうきん*
前売・当日:2,800円(全席自由・日時指定)

*ちけっとおもうしこみ*
*おといあわせ*
Sky Theater PROJECT
090-3905-7922(ハヤシダ)
sky-tp★skytheater.club.ne.jp
(★を@に変更してください)
氏名、連絡先、希望日時を明記の上、メールください。
希望日の2日前まで受け付けております。


【ガンガンいこうぜ】
 趣味というほどではないが、好きな画家や絵があったりする。
 そして、東京は良い街だ。そんな画家や絵の展覧会が(よほどマイナーでなければ)何年か待てばやってくる。印刷や映像で見た、世界で一枚のそれが目の前にあり、それを見ることが出来るというのはこの時代にこの街に住んでいて良かったと思えることの一つだ。
 火曜日の朝、いつものようにギュウギュウの電車を降りた駅に大きく展覧会のポスター。そこではじめて「あの絵が東京に来るんだ」と知る。さっきまでの満員電車での鬱々とした気持ちが吹っ飛ぶ。なんだか今日はいい日だな、なんて思う。気分なんてテキトーなものだ(だから気分なのか)。
 待ちきれない。どうしても見たい。なんとしても手に入れたい。そんなコンテンツが昔あった。たぶん今もある。
 週刊マンガ誌。土曜日のバラエティ番組。好きなアーティストのNEWアルバム。続き物の小説の新刊。SF映画のパート2。
 サプライズもいいけど何日も何ヶ月も何年も、手にすることを待ちに待つ宝物があるというのは幸せなことだと思う。
 今回の物語の登場人物、桜井君が待ちに待って手に入れた、彼のその時点での最大の宝物は家電量販店の紙袋に包まれた一本の「ゲームソフト」。
 4Mビット。ビットはバイトの8分の1のはずだから500Kバイト。今ならデジカメ画像1枚にも満たないであろう容量のこのゲームソフトがどんなにか彼を高揚させただろうか。そんな高揚感は人生においてそう何度も感じることができるものではないということを彼はまだ知らない。
 この物語はそんなゲームソフトのセーブデータを彼の友人が消してしまうところから始まる悲劇、いや喜劇です。

 またこんな芝居が見たいと。待ちきれないあの気持ちを思い出させるような、そんなお芝居になることを目指して。さくせんは「ガンガンいこうぜ」。たまに「いのちをだいじに」。
Sky Theater PROJECT 四方田直樹

2003年版『ガンガンいこうぜ-First Contact-』の上演記録


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