Sky Theater PROJECT Vol.8
ガンガンいこうぜ


2003年10月1日(水)〜5日(日)
銀座小劇場

【さく・えんしゅつ】
四方田直樹

【しゅつえん】
檜枝美希
藤田英明(らちゃかん)
清水敬一郎
宮内怜
夕起ゆきお
木村奈々恵(HERO)
永村繁樹
丸二明紀子
堀口大介(開店花火)
なかはらあつし
石川秀樹
たきざわちえ象
丸山哲司

【すたっふ】
舞台監督:高木俊介
舞監補佐:谷澤拓巳
照明:上田勝彦
音響:海野朋子
舞台美術:向井登子
映像・宣伝美術:中原充
制作:林田真/たけうちこうた
制作補佐:堀口大介(開店花火)
協力:開店花火/劇団ラムネ堂/HERO/Pultin/ほーぶん堂/らちゃかん/荒井志乃(らちゃかん)/石井ショウコ/一色忍/上田晴美(劇団俳協)/大木利天(HERO)/黒柳じゅん子/すぎやまゆか(HERO)/冨吉真理安/中村友恵/堀口奏子/本多智(劇団ラムネ堂)
企画製作:Sky Theater PROJECT

【どういん】
504人/7ステージ

【あらすじ】
その年1990年、平成2年の年初め、それまであがり続けていた株価が下落する。
後にいうバブル崩壊ってやつ。
あとからは崩壊なんていってるけど、まだまだすぐに景気は良くなるなんて思ってた、そう、まだまだ日本がガンガンいけると思っていた1990年2月の中旬。
東京のはずれにある高校に通う僕たちの……いや、日本中の高校生、小学生や中学生の一番の関心事は株価でもバレンタインデーでもなくて一本のゲームソフト。

僕は発売日に手に入れることができなかった。
イトーヨーカドーの予約は僕まで順番が回ってこなかった。
こんなことなら、小林たちとヨドバシカメラにならべば良かったと後悔した。
桜井は部室にファミコンを持ち込んでずぅっとやってた。
桜井んちは厳しくて「ゲームは一日一時間」の戒律が今だに厳守されていた。
一日一時間でロールプレイングゲームができる訳がない。
RPGは発売日に買って誰よりも先にクリアすることに意味があるのだ(と、当時、僕は思っていた)。
桜井の進み具合は驚異的だ。既に最終章も終盤にさしかかっていた。
心底うらやましかった。羨望だった。
僕はただ、ながめているだけ……の、はずだった。
今日、桜井のカセットのデータが消えた。僕が消した。

1980年代初頭を描いた「俺は志村に用がある」に続く
Sky Theater PROJECT旧世紀コメディ第2弾!
BACK TO 1990

とりあえず、命を大事に……


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